ディスプレイ広告実践者必見!最適化されたターゲティングにご用心

ディスプレイ広告を実践していると、
一部プレースメントでの表示回数とコストが急増していることに
気づいたことはありませんか?

実はそれ、GDN(Google Display Network)の
最適化されたターゲティングのせいかもしれません。
このページではGDNにおける最適化されたターゲティングの内容と注意点についてお伝えします。

最適化されたターゲティングとは?

最適化されたターゲティングとは、GDNで提供されているターゲティング方法の一つです。

この方法では、
広告主が設定したターゲティング条件(キーワード、トピック、オーディエンスなど)に加えて、
Googleが自動的に関連性の高いユーザーを追加して広告を配信します。

つまり、広告主が意図しないユーザーにも広告が表示される可能性があるのです。

最適化されたターゲティングのメリットとデメリット

最適化されたターゲティングにはメリットとデメリットがあります。
メリットは、広告主が想定していなかったユーザーにもアプローチできることです。

Googleはユーザーの検索履歴や行動パターンなどを分析して、
広告主の商品やサービスに興味がありそうなユーザーを見つけ出します。
これにより、広告主は新たな顧客層を獲得できる可能性が高まります。

デメリットは、広告主が意図しないユーザーにもコストがかかることです。
Googleは自動的に関連性の高いユーザーを追加するため、
広告主が設定した予算や入札額を超えてしまうことがあります。

また、Googleが判断した関連性が必ずしも正しいとは限らないため、
広告主の商品やサービスに興味がないユーザーにも広告が表示されることがあります。
これにより、広告効果が低下したり、無駄なコストが発生したりする可能性があります。

最適化されたターゲティングの注意点

最適化されたターゲティングを利用する場合は、以下の点に注意しましょう。

最適化されたターゲティングはオフにすることも可能

最適化されたターゲティングはデフォルトで有効になっています。
広告グループを作成する際に、
「最適化されたターゲティング」のチェックボックスを外すことで無効にすることができます。

最適化されたターゲティングをオフしたあと、リーチが減少する可能性あり

最適化されたターゲティングを無効にすると、
広告配信量や広告のリーチ人数が減少する可能性があります。

その場合は、
例えば、キーワードやトピックを増やしたり、オーディエンスの範囲を広げたりするなど
ターゲティング条件を見直すことで、
広告配信量や広告のリーチ人数を増やすことができます。

定期的にパフォーマンスのチェックを

最適化されたターゲティングを有効にする場合は、
プレースメントのパフォーマンスを定期的にチェックしましょう。

プレースメントとは、広告が表示されるウェブサイトやアプリなどのことです。
プレースメントのパフォーマンスは、Google広告の管理画面から確認できます。

表示回数やコストが急増しているプレースメントがあれば、
それらを除外することで無駄なコストを削減できます。

目的に応じて使い分ける意識を

最適化されたターゲティングは、広告目的に応じて使い分けることが重要です。
例えば、ブランド認知度を高めることが目的なら、
最適化されたターゲティングを有効にして広くユーザーにアプローチすることが効果的です。

一方、コンバージョン(購入や問い合わせなど)を増やすことが目的なら、
最適化されたターゲティングを無効にして厳密にユーザーを絞り込むことが効果的です。

広告を用いて、何をしたいかによって
最適化されたターゲティングのオンオフを使い分けましょう。

最適化されたターゲティングをオフにする方法

状況によっては
「最適化されたターゲティングで広告パフォーマンスが一気に落ち込んだ気がする。
パフォーマンスをよくするために、最適化されたターゲティングをオフにしたい」

そんなときもあると思います。

そんなときには以下の手順で
最適化されたターゲティングをオフにすることができます。

  1. Google広告の管理画面にログインします。
  2. 左側のメニューから「広告グループ」を選択します。
  3. オフにしたい広告グループをクリックします。
  4. 上部のメニューから「ターゲティング」を選択します。
  5. 右上の「編集」ボタンをクリックします。
  6. 「最適化されたターゲティング」のチェックボックスを外します。
  7. 「保存」ボタンをクリックします。

これで、最適化されたターゲティングがオフにすることができます。

上述の通り
最適化されたターゲティングをオフにすることで
広告配信量が一気に減る可能性がありますので
そのリスクを踏まえたうえで
必要に応じてオンオフを使い分けてください。

まとめ

最適化されたターゲティングは、GDNで提供されているターゲティング方法の一つです。
この方法では、Googleが自動的に関連性の高いユーザーを追加して広告を配信します。

この方法にはメリットとデメリットがあります。
メリットは、新たな顧客層を獲得できる可能性が高まることです。
デメリットは、無駄なコストが発生する可能性があることです。

最適化されたターゲティングを利用する場合は、注意点を押さえて使い分けることが重要です。