Google広告で自動入札を使いたい!何か条件ってあるの?

Google広告では、広告掲載にかかる費用を上限クリック単価を入札するという形で設定します。
上限クリック単価とは、広告がクリックされたときや表示されたときに支払う金額の上限のことです。

この金額を高く設定すればするほど、競合他社よりも優先的に広告が表示される可能性が高くなります。

しかし、上限クリック単価を設定するのは意外と難しいものです。

入札単価を決める参考になる目安として
キーワードプランナーを使うことはできますが
あくまでも目安ですし
その金額で入札すれば必ず成果が出るというわけではありません。

そのため
実際は広告運用をしながら
競合他社の状況や市場の動向、ユーザーのニーズなどを考慮して
入札単価を調整していく必要があります。

しかも、
Google広告はオークション制ですので
競合の入札単価の変化により
こちらの入札単価も
定期的に見直しや調整を行う必要もあります。

ですが
広告運用が本業でなければ
画面にずっとかじりついて
常に入札単価を調整していく時間などないと思います。

そこで便利なのが、Google広告の自動入札機能です。

自動入札とは、
Googleが自動的に最適な入札単価を設定してくれる機能のことで
自動入札を使えば、手間や推測に頼った作業を排除できます。

また、Googleの高度な機械学習アルゴリズムにより、
目標に合わせて最適なユーザーに広告を配信できます。

自動入札はとても魅力的な機能ですが、
使ってみたいと思っても、「何か条件ってあるの?」と疑問に思う方も多いでしょう。

そこで、この記事では、Google広告で自動入札を使うための条件について説明します。

また
自動入札を使う上での注意点もありますので
そちらも合わせて説明していきます。

自動入札を活用しながら適切な広告運用をしたい方は
ぜひ、この記事を参考にしてみてくださいね。

自動入札は誰でも使える

まず最初にお伝えしたいこととして
自動入札は誰でも使える機能です。

Google広告のデフォルトとして存在する機能で
特別な資格や審査、条件が必要なわけでもなく
Google広告アカウントを持っていれば、
すぐに自動入札を設定することができます。

そのため
あなたも
Google広告を始めた瞬間から
自動入札を使うことができます。

ただ
1つ注意してほしいのが
「誰でも自動入札を使える」というのと
「自動入札を使えば誰でもうまく成果が出せる」というのは別問題です。

車を運転できるからといって
車の運転にはうまい下手がありますよね。

また下手に運転したら事故につながることもあるはずです。

同様に
自動入札でも
運用者によって
その活用の上手い・下手が存在し
下手に自動入札を使うと
大事故(無駄に広告費を使うだけ)になってしまう
そんな危険性がありますので
自動入札を使う際には以下のような注意が必要です。

適切に動かすためにはある程度のコンバージョン数が必要

上記でお伝えした通り
自動入札は誰でも使えますが
自動入札を正しく運用するには注意が必要です。

というのも
自動入札を適切に動かすためには、ある程度のコンバージョン数が必要になります。

なぜなら自動入札では、
過去のコンバージョンデータをもとに、
最適な入札単価を決定していくため
コンバージョンデータが少ないと、自動入札が正しく機能しない可能性があります。

そのため
月に数件しかコンバージョンが発生しない
という
そんな状況では
自動入札は十分に機能しない可能性があります。

適切に動かすためのコンバージョン数の目安

では、どれくらいのコンバージョン数が必要なのでしょうか?

自動入札にはさまざまな種類がありますが、
ここではスマート自動入札と呼ばれるものに注目します。

スマート自動入札では、
コンバージョンに関連した自動入札で
設定されたコンバージョン単価や広告費用対効果に近づくために
もしくは
決められた予算内でコンバージョン数やコンバージョン値を増やすために
入札単価を自動で調整してくれる自動入札の機能です。

スマート自動入札には、
「目標コンバージョン単価」
「目標広告費用対効果」
「コンバージョン数の最大化」
「コンバージョン値の最大化」の4つの種類があります。

それぞれに必要なコンバージョン数の目安は以下の通りです。

  • 目標コンバージョン単価:30日間で100件以上
  • 目標広告費用対効果:30日間で100件以上
  • コンバージョン数の最大化:30日間で50件以上
  • コンバージョン値の最大化:30日間で50件以上

これらの数値はあくまで目安で
最近は機械学習の進化で
これよりも少ない数でも自動入札が適切に動くとは言われています。

ですが
より多くのコンバージョンデータがあればあるほど、
自動入札が正確に学習しやすくなりますので
自動入札を適切に動かすためには
出来るだけコンバージョン数をためることを意識しましょう。

コンバージョンが足りない場合に自動入札を使う方法

上記が自動入札を適切に動かすための目安です。

ですが
日予算をそこまで出せないときは
コンバージョン単価が高く、そこまでコンバージョン数がたまらないときなど
上記の目安に満たない場合はどうすればよいでしょうか?

そんなときに、
おすすめの方法がマイクロコンバージョンを利用するということです。

マイクロコンバージョンとは、
コンバージョンの前に存在する
商品やサービスへの関心や意思決定への近づきを示す行動です。

例えば、
ECサイトで商品を購入する時を考えてみましょう。

その際、
ユーザーは
商品ページ閲覧
→ カートに追加
→ 決済情報の入力
→ 購入
という流れで動くことが一般的です。

つまり
購入するためには
決済情報の入力をしないといけませんし
そのためには
商品をカートに追加しないといけないはずです。

この
「カートに追加」や「決済情報の入力」など
コンバージョンの前に必ず発生する
コンバージョンに結びつく可能性がある行動のことを
マイクロコンバージョンと呼びます。

マイクロコンバージョンは
コンバージョンの前段階の行動ですので
最終的なコンバージョンにつながる可能性が高いと考えられます。

しかも
カートに追加する回数

商品を購入する回数
この2つを比べると
当然、
カートに追加する回数のほうが
商品を購入する回数よりも多いはずですよね。

つまり
通常のコンバージョンよりもデータがたまりやすい
マイクロコンバージョンを使うことで
コンバージョンデータが少ない場合でも、
マイクロコンバージョンを使った自動入札により
広告運用を最適化できる可能性があります。

Google広告では、
マイクロコンバージョンをコンバージョンとして設定することができます。

それを設定するには、
通常のコンバージョンと同様に
GoogleアナリティクスやGoogleタグマネージャーを使って
Google広告側でマイクロコンバージョンを設定する必要があります。

その後、キャンペーンの設定で、
そのマイクロコンバージョンを
コンバージョンとして使用するかどうかを選択できます。

マイクロコンバージョンを使う際の注意点

上記のように
マイクロコンバージョンを利用することで
自動入札を有効に活用できる場合もありますが、
注意点もあります。

それは、マイクロコンバージョンは
適切な行動を設定する必要があるということです。

例えば、上記の例でいうと
商品ページ閲覧
→ カートに追加
→ 決済情報の入力
→ 購入
という流れで動いたとしても

「商品ページ閲覧」をマイクロコンバージョンにした場合
コンバージョンになかなか結び付かない可能性があります。

なぜならば
ただ商品ページを閲覧しただけでは
商品購入の意欲が低く
そのマイクロコンバージョンが
ユーザーのコンバージョンのにつながるものではない可能性があるからです。

このように
コンバージョンに結びつきにくい行動を
マイクロコンバージョンとして設定すると、
自動入札が誤った学習をしてしまう可能性があります。

その結果、広告パフォーマンスが低下する恐れがあります。

逆に
「決済情報の入力」をマイクロコンバージョンにした場合
確かに
購入に結びつきやすい行動ですが
決済情報を入力した人は
ほとんどが購入するはずです。

つまり、
マイクロコンバージョンである決済情報の入力

実際のコンバージョンである購入
この2つの数がほとんど近い数字になります。

こうなると
自動入札のために
コンバージョン数をしっかり増やすために
マイクロコンバージョンを設定しているのに
大してコンバージョン数が増えないことになります。

そのため
マイクロコンバージョンを設定する際は、以下の点に注意しましょう。

  • マイクロコンバージョンは、最終的なコンバージョンに直接つながる行動であること
  • マイクロコンバージョンは、頻度が高すぎず低すぎないこと
  • マイクロコンバージョンは、価値や重要度に応じて適切に調整すること

まとめ

この記事では、Google広告で自動入札を使うための条件について説明しました。
自動入札は誰でも使える便利な機能ですが、
適切に動かすためにはある程度のコンバージョン数が必要です。

また、コンバージョン数が足りない場合は
マイクロコンバージョンを利用することもできますが、注意点もあります。

ですので
自動入札でマイクロコンバージョンを使うかどうかは、
自社の目標や状況に応じて判断する必要があります。

ただ
自動入札は、Google広告の効果的な運用に役立つ機能です。
ぜひ、自分のビジネスに合った自動入札戦略を見つけて、広告成果を最大化してください。