あなたは広告運用者として、リスティング広告を出稿している場合
広告から集客したユーザーをどこに誘導するかが重要なポイントになります。
広告から集客したユーザーが
最初に訪問するページのことをランディングページ（LP）と呼びます。
ランディングページとは、
ユーザーが広告経由で最初に着地するWebページのことで、
このページを
サイトのTOPページではなく
広告専用のページを作り
商品やサービスの強みやメリットを訴求することで
ユーザーに具体的な行動（コンバージョン）を起こしてもらいやすくなります。
ランディングページは、
コンバージョン率を高める効果的なツールですが、
その反面、
作成にはマーケティングやWebデザインなど幅広い知識が必要です。
また、プロに依頼する場合は、高額な費用がかかることもあります。
しかし、安心してください。
この記事では、
初心者でもできるランディングページの作り方をわかりやすく解説します。
また、プロに依頼する際の注意点もお伝えします。
この記事を読めば、
自信を持ってランディングページを作成できるようになりますので
ランディングページの作り方を知りたい方はぜひご覧くださいね。
ランディングページのメリット
まず最初に
ランディングページを作ることのメリットについてお話ししましょう。
なぜランディングページとして
サイトのTOPページではなく
広告専用のページ＝ランディングページを作る必要があるのでしょうか？
それは
ランディングページには以下のようなメリットがあるからです。
- 広告から集客したユーザーに対して、商品やサービスの価値を効果的に伝えられる
- ユーザーに具体的な行動（コンバージョン）を促すことができる
- コンバージョン率やROI（投資利益率）を高めることができる
- ペルソナ（ターゲット層）やキーワードに合わせて最適化することができる
- A/BテストやLPO（ランディングページ最適化）などで改善しやすい
上記のメリット一覧からもわかるように、
ランディングページは広告運用にとって必要不可欠なものです。
初心者でもできるランディングページの作り方
それでは、
初心者でもできるランディングページの作り方について見ていきましょう。
ランディングページの作り方は、大きく分けて以下の8つのステップになります。
- 目的や目標数値を決める
- ペルソナを決める
- 構成やワイヤーフレームを作る
- コンテンツを作る
- ライティングをする
- デザインをする
- コーディングをする
- 公開・効果検証・LPOをする
それぞれのステップについて詳しく解説していきます。
1. 目的や目標数値を決める
ランディングページを作る前に、
まずは目的や目標数値を決めることが大切です。
目的とは、コンバージョンのことで
ランディングページで何を達成したいかということです。
たとえば、
商品やサービスの購入、資料請求、問い合わせ、メルマガ登録などが
目的として挙げられます。
目的を明確にすることで、
ランディングページに必要なコンテンツや訴求ポイントが見えてきます。
また、
目的に沿った
KGI（重要目標達成指標）や
KPI（重要業績評価指標）を
設定することで、
効果測定や改善のための指針にもなります。
KGIとは、最終的な目標であり、
KPIとはそれを達成するための中間目標です。
たとえば、商品の購入が目的であれば、
KGIは「商品の購入数」、
KPIは「アクセス数」「コンバージョン率」「平均注文単価」などになります。
2. ペルソナを決める
次に、ペルソナを決めることが重要です。
ペルソナとは、
商品やサービスを利用する典型的なユーザー像・人物モデルです。
ペルソナを細かく設定することで、
ユーザーの求める価値と
実際に提供する商品価値のずれが
最小限になります。
ペルソナを設定する際には、
以下のような項目を考えると良いでしょう。
- 性別・年齢・職業・収入などの属性情報
- 商品やサービスに対するニーズや関心度
- 商品やサービスに対する認知度や知識量
- 商品やサービスを購入する際の判断基準や購買プロセス
- 商品やサービスに対する不安や疑問点
- 商品やサービスを利用した後の期待効果や満足度
これらの項目をもとに、ペルソナ像を具体的に描き出します。
たとえば、
「30歳女性。既婚。子供2人。マンション住まい。
コロナ禍で家にいる時間が長くなり、普段取り組まない料理をしようと思っている。
また、そのために必要な調理器具を揃えようとしている」といったように、
特定の人物像を具体的に設定します。
ペルソナを設定することで、
ランディングページに掲載するコンテンツや訴求方法が明確になります。
たとえば、上記のペルソナに対しては
「コロナ禍で家にいる時間が長くなったことで料理に興味を持った方へ」
「普段取り組まない料理に挑戦するための調理器具の紹介」
「調理器具の使い方やレシピの提供」
などのコンテンツや訴求方法が効果的になるでしょう。
もしペルソナが
そうではなく
「１人暮らしをしている20代男性。
今まではコンビニ弁当や外食をメインにしていたが
健康や家計のことを考えて
最近、料理を作り始める。
そのため、
料理は簡単なものしか作れない」
というペルソナだった場合
「料理がほとんどできない男性にお勧めの調理器具はコレ」
という形の訴求が効果的になるでしょう。
このように
誰がターゲット化を明確にすることで
ランディングページで何を伝えればよいかが
大きく変わってきますので
まずはターゲットとなるペルソナを明確にしましょう。
3. 構成やワイヤーフレームを作る
目的やペルソナが決まったら、
次は構成やワイヤーフレームを作ります。
構成とは、ランディングページに何をどのような順番で伝えるかということです。
ワイヤーフレームとは、構成案を図示したもので、
ランディングページの設計図の役割を担います。
構成やワイヤーフレームを作る目的は、
ランディングページ全体の軸と意図を明確にすることです。
ランディングページは、ユーザーに行動を起こしてもらうために、
共感や納得、信頼感などを与える必要があります。
そのためには、
商品やサービスの強みやメリット、
実績や事例、
お客様の声などを効果的に配置することが大切です。
一般的に、ランディングページには以下のような基本的な構成があります。
- ファーストビュー：最初に目にする部分で、商品やサービスの価値やメリットを伝える
- 共感：ユーザーの悩みや問題を共感し、解決策を提示する
- ベネフィット：商品やサービスの特徴や機能ではなく、ユーザーにもたらす効果や恩恵を伝える
- 実績・事例：商品やサービスの実際の成果や活用例を紹介する
- お客様の声：商品やサービスを利用したお客様の感想や評価を紹介する
- 特典：購入や問い合わせを促すための割引やプレゼントなどの特典を提示する
- クロージング：最後に行動へと誘導するCTA（コール・トゥ・アクション）ボタンやフォームなどを配置する
このような基本的な構成から、
目的やペルソナに合わせて最適化していきます。
また、構成案をもとにワイヤーフレームを作成します。
ワイヤーフレームでは、
テキストや画像やボタンなどの要素の配置やサイズ、余白などを決めます。
ワイヤーフレームを作成することで、
ランディングページの見た目や使いやすさをイメージしやすくなりますし
社内でサイトのイメージを共有しやすくなります。
4. コンテンツを作る
構成やワイヤーフレームができたら、次はコンテンツを作ります。
コンテンツとは、
ランディングページに掲載するテキストや画像、動画などの情報のことです。
つまり素材集めです。
コンテンツは、
ランディングページの魅力や信頼性を高める重要な要素です。
コンテンツを作る際には、以下のようなポイントに注意しましょう。
- ペルソナに合わせた内容やトーンで書く
- 商品やサービスの価値やメリットを具体的に伝える
- 読みやすさや見やすさを意識する
- 画像や動画などのビジュアル要素を効果的に使う
- CTA（コール・トゥ・アクション）ボタンやフォームなどの行動促進要素を配置する
5. ライティングをする
コンテンツの中でも特に重要なのが、ライティングです。
ライティングとは、ランディングページに掲載するテキストのことで、
商品やサービスの魅力やメリットを伝える役割を担います。
ライティングは、
ユーザーの興味や関心を引きつけることができるかどうかが
成否を分ける要素です。
ライティングをする際には、以下のようなポイントに注意しましょう。
- ペルソナに対して直接話しかけるような一人称で書く
- シンプルでわかりやすい言葉で書く
- 見出しや箇条書きなどで構造化する
- 強調したい部分は太字や色付きなどで目立たせる
- 数字やデータなどで根拠を示す
6. デザインをする
ライティングができたら、次はデザインをします。
デザインとは、ランディングページの色や形、レイアウトなどの視覚的な要素のことです。
デザインは、ランディングページの印象や雰囲気を決める重要な要素です。
デザインをする際には、以下のようなポイントに注意しましょう。
- 商品やサービスのブランドイメージに合った色やフォントを使う
- ペルソナの好みや感性に合った色や形を使う
- 統一感やバランス感があるようにする
- 余白や空白を適切に使って見栄えを良くする
- 画像やアイコンなどのビジュアル要素を効果的に使う
7. コーディングをする
デザインができたら、次はコーディングをします。
コーディングとは、ランディングページのデザインをプログラミング言語で実装することです。
コーディングは、ランディングページの動作や表示を実現するために必要な作業です。
コーディングをする際には、以下のようなポイントに注意しましょう。
- HTMLやCSS、JavaScriptなどのプログラミング言語を使う
- レスポンシブデザインに対応する
- SEO（検索エンジン最適化）に配慮する
- ページの読み込み速度を高める
- セキュリティやアクセシビリティに配慮する
8. 公開・効果検証・LPOをする
コーディングができたら、次は公開・効果検証・LPOをします。
公開とは、ランディングページを
Webサーバーにアップロードしてインターネット上に公開することです。
効果検証とは、
広告運用後に
ランディングページの成果や問題点を
数値やデータをもとに分析することです。
LPOとは、ランディングページ最適化のことで、
上記の分析結果をもとに改善を繰り返すことです。
公開・効果検証・LPOをする目的は、
ランディングページの成果を最大化することです。
ランディングページは、
一度作ったらそれで終わりではなく、
常に改善の余地があります。
そのため、定期的に効果測定を行い、
問題点や改善点を見つけて修正していくことが大切です。
公開・効果検証・LPOをする際には、以下のようなポイントに注意しましょう。
- Webサーバーの選択やドメインの取得などの準備をする
- Googleアナリティクスなどのツールを使ってアクセス数やコンバージョン率などの数値を測定する
- A/Bテストやマルチバリアントテストなどの手法を使って仮説検証を行う
- テキストや画像、ボタンなどの要素を変更してコンバージョン率の向上を目指す
プロに依頼する際の注意点
以上が、初心者でもできるランディングページの作り方です。 ]
しかし、ランディングページの作成には時間や労力がかかることも事実です。
また、デザインやコーディングなど
専門的な知識やスキルが必要な場合もあります。
そこで、プロに依頼するという選択肢もあります。
プロに依頼する場合は、以下のような注意点があります。
どれくらい費用がかかるか
プロに依頼する場合は、費用がかかります。
一般的には数十万円から数百万円程度が相場ですが、
依頼内容や規模によって変わります。
予算内で質の高いランディングページを作成してもらえるかどうかが重要です。
作成にどれくらいの期間がかかるか
プロに依頼する場合は、期間も考慮する必要があります。
一般的には発注から納品まで数週間から数ヶ月程度が相場ですが、
依頼内容や規模によって変わります。
目的や期限に合わせてスケジュールを管理してもらえるかどうかが重要です。
作成すぐ業者は信頼がおける業者か
プロに依頼する場合は、信頼できるかどうかが重要です。
実績や評判、ポートフォリオなどを確認して、
ランディングページの品質や効果を保証してもらえるかどうかを判断しましょう。
コミュニケーション面で問題がない業者か
プロに依頼する場合は、コミュニケーションも重要です。
目的やペルソナ、コンテンツなどの要件を
明確に伝えることができるかどうか、
また、進捗やフィードバックなどのやりとりがスムーズにできるかどうかが重要です。
業者にLP制作を依頼する場合は
以上のことを注意しながら
適切な業者を選んでいきましょう。
まとめ
この記事では、
ランディングページを作ることのメリット、
初心者でもできるランディングページの作り方、
プロに依頼する際の注意点などを説明しました。
ランディングページは、広告運用者にとって必須のツールです。
自分で作ることもプロに依頼することもできますが、
どちらにせよ、目的やペルソナに合わせて最適化することが大切です。
ぜひ、ランディングページを広告に活用してみてください。
ランディングページ次第で効果が2〜3倍違うことも普通にあり得ます。
あなたの広告運用の成果を高めるために、
今すぐランディングページを活用しましょう。広告運用者必見！初心者でもできるランディングページの作り方